ヴィクトリアマイル
ヴィクトリアマイル(GI)
東京競馬場 | 芝1600m |
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スタート地点 | 向正面の2コーナー付近 |
最初のコーナーまでの距離 | 約600m |
最後の直線距離 | 526m |
脚質 | 差し馬が有利 |
枠順 | 有利・不利はほとんどない |
最後の直線が長く逃げ馬には不利。
中距離が走れるくらいのスタミナの要求されるコース。
- ヴィクトリアマイルとは日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場の
芝1600mで施行する中央競馬の重賞(GI)競走です。
正賞は日本馬主協会連合会会長賞。
競走名のヴィクトリアとはローマ神話に登場する勝利の女神のこと。
開催地 | 東京競馬場 |
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格付け | GI |
1着賞金 | 9000万円 |
賞金総額 | 1億7200万円 |
距離 | 芝1600m |
出走条件 | サラブレッド系4歳牝馬 |
負担重量 | 定量(55kg)) |
第1回施行日 | 2006年5月14日 |
- ヴィクトリアマイル(GI)概要
2006年の中央競馬の番組改定における古馬の牝馬の重賞競走の整備の一環として4歳(旧5歳)以上牝馬限定の国際・指定の定量の重賞(GI)競走「ヴィクトリアマイル」として新設、第1回は東京競馬場の芝1600mで施行された。
中央競馬ではヴィクトリアマイルが新設されるまで牝馬限定のGI競走は2歳限定の阪神ジュベナイルフィリーズと3歳(旧4歳)牝馬三冠競走(桜花賞・優駿牝馬(オークス)・秋華賞)と3歳(旧4歳)以上のエリザベス女王杯があり古馬の牝馬に限れば11月のエリザベス女王杯しかなく、有力な古馬の牝馬は牝馬限定のGII及びGIIIの重賞競走で重い斤量を背負って出走するか牡馬との混合戦に出走するしかなく止むを得ず牡馬との混合戦であるGI競走を目標にせざるを得なかった。
本競走が新設されたことにより古馬の牝馬の春の目標となる競走ができ更にはエリザベス女王杯と対となる「春の古馬女王決定戦」として位置付けがされ、また本競走から中2週で同じ東京競馬場の芝1600mの重賞(GI)競走である安田記念へ向かうローテーションも可能となった。
しかしその一方、本競走の創設に関してJRA内では「内国産の競走馬のレベルの向上のため、強豪の牝馬は早く引退して繁殖牝馬に上がるべき。レースに出ては故障してしまう」と言う保守派の反論意見が多くあった[1]。
そのような背景もあり、開設当初はGIの中でもやや格を低く見られがちであったが、ダンスインザムード、ウオッカ、ブエナビスタ等の牡馬とも互角以上に渡り合った牝馬の出走により、春のGI戦線の中でもレベル、注目度ともにかなり高いレースとなっている。
2007年と2008年の2年間は国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告による重賞格付け表記の変更に伴いJpnIとして施行され、古馬が出走できる唯一のJpnI競走だった。2009年よりICSCの規定を満たしたことにより国際格付けを取得しGI競走として施行されている。従って2006年のGI表記と2009年以降のGI表記の意味合いは違う。
開催日はNHKマイルカップと優駿牝馬(オークス)の間に入った事で初回年の2006年から東京競馬場では5週連続でGIが開催されて京都競馬場での天皇賞(春)も含めると6週連続でGIを開催する形となる。
出走資格はサラ系4歳(旧5歳)以上牝馬のJRA所属の競走馬、JRAの2歳限定戦を除くGI競走優勝馬・出走権(高松宮記念・阪神牝馬ステークス・福島牝馬ステークスの2着以内入賞馬)を得た地方所属の競走馬及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は定量で55kgである。
2011年度現在の総額賞金は1億7200万円で1着賞金9000万円、2着賞金3600万円、3着賞金2300万円、4着賞金1400万円、5着賞金900万円と定められている。
現在の優勝レイの配色は青色地に金色文字となっている。
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