マイラーズカップ
マイラーズカップ(GII)
阪神競馬場 | 芝1600m(外回り) |
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スタート地点 | 向正面の真ん中やや2コーナーより |
最初のコーナーまでの距離 | 444m |
最後の直線距離 | 約475m |
脚質 | 先行馬・差し馬が有利 |
枠順 | 内がやや有利 |
最初のコーナーまでの距離が444mと、やや馬群が広がった感じで進むので、
多頭数の大外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回らされるため、割引が必要となる。
上級条件に限らず下級条件でも差し馬が有利となっている。
基本的には内枠が有利なコースで、最後の直線ゴール前には高低差1.8mの急坂が
待ち受けていることから、差しが届きやすい傾向にある。
- マイラーズカップは、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場の
芝1600mで施行する中央競馬の重賞(GII)競走です。
- 正賞は読売新聞社賞。
開催地 | 阪神競馬場 |
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格付け | GII |
1着賞金 | 5800万円 |
賞金総額 | 1億1050万円 |
距離 | 芝・外1600m |
出走条件 | サラブレッド系4歳以上(国際) |
負担重量 | グレード別定 |
第1回施行日 | 1970年4月12日 |
特記 | 地方馬のみ、上位2着までに安田記念への出走権 |
- マイラーズカップ(GII)概要
1970年に5歳(現4歳)以上の混合の別定の重賞競走、マイラーズカップとして創設、第1回は現在と同じく阪神競馬場の芝1600mで施行され、創設当初は安田記念ではなく天皇賞(春)の前哨戦の1競走として位置付けされていた。
1972年と1974年はストライキの影響により京都競馬場の芝外回り1600mで施行、1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け及び中央競馬における短距離路線の充実化に伴い安田記念の前哨戦の1競走として定着することになる。
1991年は阪神競馬場の改修工事により中京競馬場の芝1700mで施行、1994年は京都競馬場の改修工事による振替開催により再び中京競馬場の芝1700mで施行、1995年は阪神・淡路大震災による阪神競馬場の復旧工事により京都競馬場の芝外回り1600mで施行、1996年からは地方所属の騎手が騎乗可能になり、2000年からは指定交流競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になった。
2004年からは国際競走に指定されると同時に国際グレードでGIIに格付けされた。
2006年からは、この年に新設されたヴィクトリアマイルの前哨戦としての機能も持つこととなった。
2007年からは、2006年12月に阪神競馬場の外回りコースが新設された事により、第1コーナーポケットを発走地点とするコースから向正面を発走地点とする外回りコースに変更された。
安田記念を目標とし、1400m以下を適正距離としないマイラーが始動する競走でもあり、京王杯スプリングカップ・ダービー卿チャレンジトロフィーと並び安田記念の前哨戦に位置付けされ、1984年に4着に敗れたハッピープログレスを初め安田記念の優勝馬が多く輩出したが、1994年の優勝馬ノースフライトを後に安田記念の優勝馬が出ることが無くなっていた。しかし2005年で3着に敗れたアサクサデンエンが11年ぶりに安田記念を制覇した。また、2006年にはダンスインザムードがここをステップにヴィクトリアマイルを制した。
読売新聞社が優勝杯を提供しており、正式名称は「読売マイラーズカップ」と表記している。
出走資格は、サラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬、地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(9頭まで)。
負担重量は57kg、牝馬は 2kg減を基本とし、更に牝馬限定GI優勝馬を除くGI優勝馬は2kg、牝馬限定GI優勝馬、牝馬限定GII優勝馬を除くGII優勝馬及び施行日当日から過去1年以上超の牝馬限定GI優勝馬を除くGI優勝馬は1kgの負担が課せられるよう定められている。但し、2歳時のグレード・グループ優勝は対象外。
2011年度現在の総額賞金は1億1,050万円で、1着賞金5,800万円、2着賞金2,300万円、3着賞金1,500万円、4着賞金870万円、5着賞金580万円と定められている。
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