フローラステークス
フローラステークス(GII)
東京競馬場 | 芝2000m |
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スタート地点 | 1コーナー奥のポケット |
最初のコーナーまでの距離 | 約100m |
最後の直線距離 | 526m |
脚質 | 有利・不利はほぼない |
枠順 | 内が断然有利 |
外枠の逃げ馬・先行馬はすんなり内へは入れず、割引必要。
1800mよりも外枠先行馬が脚を使って前に行くため前半のペースが速くなりやすい。
- サンケイスポーツ賞フローラステークスは、日本中央競馬会(JRA)が
東京競馬場の芝2000mで施行する中央競馬の重賞(GII)競走です。
サンケイスポーツを発行する産業経済新聞社が優勝杯を提供している。
競走名は英語で植物(一部地域では花)を意味する「Flora」から。
開催地 | 東京競馬場 |
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格付け | GII |
1着賞金 | 5200万円 |
賞金総額 | 9900万円 |
距離 | 芝2000m |
出走条件 | サラブレッド系3歳牝馬 |
負担重量 | 馬齢(54kg) |
第1回施行日 | 1966年5月3日 |
特記 | 上位3着までに優駿牝馬(オークス)への優先出走権日 |
- フローラステークス(GII)概要
1966年に牝馬限定のクラシック競走の優駿牝馬(オークス)の前哨戦として4歳(現3歳)牝馬限定の定量のトライアルの重賞競走、4歳牝馬特別(正式名称はサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別)として創設、第1回は現在とは違い東京競馬場の芝1800mで施行され、上位3着までに入賞した競走馬には優駿牝馬の優先出走権が与えられた。
1967年は厩務員の労働組合が行ったストライキの影響による振替開催として、中山競馬場の芝1800mで施行、1968年は東京競馬場の改修工事の影響で6月9日に中山競馬場の芝1800mで振替開催、1970年は中山競馬場の芝1800mで施行された。
1972年は流行性の馬インフルエンザの影響で6月11日に順延開催、1983年には現在のフィリーズレビューにあたる阪神4歳牝馬特別が4歳牝馬特別(正式名称は報知杯4歳牝馬特別)に変更した事に伴い、競馬ファンや競馬関係者からは、4歳牝馬特別(東)と呼ばれた。
1984年からはグレード制施行によりGIIに格付け、1987年からは施行距離を現在の芝2000mに変更、1991年には優先出走権の見直しにより、上位3着までに入賞した競走馬に優駿牝馬の優先出走権が与えられるように変更された。1995年からは指定競走に指定、地方所属の競走馬も出走可能になり、2001年には競走馬の年齢表示の国際基準に変更に伴う競走名の変更により現在のフローラステークスに変更、2003年からは負担重量を定量から馬齢重量に変更、更に外国産馬の活躍による出走資格の見直しの一環により、外国産馬が優駿牝馬に出走可能になった事に伴い、混合競走に指定、外国産馬の出走が可能になった。
スイートピーステークスと並びオークストライアルではあるが桜花賞からの直行組が優駿牝馬でも好走する傾向があるため、本競走から優駿牝馬を制覇した出走馬は数少ない。近年では第36回競走で2着のレディパステル、第45回競走で優勝したサンテミリオンが優駿牝馬を制覇している。
また2001年にフローラステークスに名称を変更するまでは、本競走とは別に中山競馬場の芝1200mの4歳(現3歳)牝馬限定の混合・特別指定の別定のオープン特別競走、フローラステークスが施行されていたが、2001年から競走名が「菜の花賞」に改称されている。
出走資格は、サラ系3歳(旧4歳)のJRA所属の牝馬の競走馬(外国産馬含む)、及び地方所属の牝馬の競走馬(3頭まで)。
負担重量は馬齢重量で54kgである。
2011年度現在の総額賞金は9,900万円で、1着賞金5,200万円、2着賞金2,100万円、3着賞金1,300万円、4着賞金780万円、5着賞金520万円と定められている。
上位3着まで入賞した競走馬(内国産馬・外国産馬)には優駿牝馬の優先出走権が与えられる。
現在の優勝レイの配色は赤色地に金色文字(4歳牝馬特別時代より継続)で、文字の周囲に若葉模様の縁取り・レイ上部にフジサンケイグループの目玉マークがあしらわれる。これは、同じくフジサンケイグループが協賛するオールカマーの優勝レイと全く同意匠のデザインである。
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